今回は、台湾で仕事旅してきました。2018年10月27日(日)に台湾に到着し29日(月)には日本に戻るという二泊三日の週末弾丸・台湾仕事旅です。
今回は、台北の流行の発信地である「信義エリア」と、今台湾中で注目されている「同性婚合法化」について、また台湾が思い出させてくれた「私の旅の原点」をレポートします。
東京で言えば六本木!台北の流行発信地「信義エリア」で街ぶら〜夜遊び〜LGBTまで
信義エリアは、東京でいうと六本木周辺。
イケてる企業や大型ショッピングモールが立ち並び、人がとにかく多いです。
昨日はちょうど、土曜の夜でハロウインで、さらにLGBTプライドのパレード後だったそうでクラブもバーも長蛇の列ができていてすごかった…!
台湾ってすごくLGBTフレンドリーな国だって知っていましたか?
現地の友達も、「普通に街にたくさん同性カップルがいるよ」と言っていました。
実は台湾は、去年「同性婚合法化」が決定され、アジアで初めて同性婚が合法化される見通しとなったんだけれど、これは「決定」されただけで実施(合法化)は達成していないそうなのです。
そんな中、11月は台湾にとって大きな国民投票があり、そこで「同性婚に賛成か反対か選ぶ」ことができるらしく、「同性婚」は台湾中が大注目しているテーマになっていました。
(引用:https://kazukimae.com)
台湾のLGBTプライドのパレードは、アジア最大級の規模で毎年10月最終土曜日に開催されています。世界でも集目されているこのパレード、今年はなんと12万人も参加し、「アジア最大級」の規模をさらに更新するものになったそうです。
海外に出たい!旅したい!と思うのは、自分が「常識」だと思い込んでいたモノを簡単に壊せるから
「同性婚合法化」にゆれる台湾で、私が思い出していたのは18歳で初めて海外に行った時のことでした。
静岡の地方で、当時スマホもなかった高校時代を過ごしていた私は、限られた情報と均一化した価値観と同調圧力の中で生きていて、この狭い世界から飛び出したくてカナダに留学しました。
そのカナダのトロントに単身で留学して早々に「世界最大級のLGBTプライドパレード」に参加した時のことです。
(引用:http://www.pridetoronto.com)
青空にはためく街中のレインボーフラッグや、全裸に近い外国人のマッチョたちが爆音に合わせて踊りまくるパレードに、大・衝・撃を受けたんです。
でも、それよりもなによりも、「男と女が付き合って結婚するもの」ということって「 思い込み 」だったんだ・・・!ということに気づいた衝撃の大きさと言ったらもう、世界がひっくり返ったようでした。
2004年プライドパレードinトロント 撮影者:鈴木実歩
それまでは、男の子は黒いランドセルで、女の子は赤いランドセルでというような男女の区別を何のためらいもなく受け入れていて、テレビの中でも漫画の中でも付き合うのは「男と女」だって見て、小さい頃から育っていたから、あたりまえに「そういうものだ」って刷り込まれていたんだ・・・って、カナダのトロントで参加したLGBTプライドパレードで気が付いたんです。
現在カナダは全土で同性婚も認められて、男性同士・女性同士でも結婚できるし、同性カップルで養子縁組もできるようになってます。
トロントでデザインの専門学校に行ったら、生徒はLGBTが多くて、私の学生時代の親友も香港人のゲイの子でした。毎日のように遊んでたし、旅行もしたり、楽しかったなぁ。
現在彼は、とってもすてきなパートナーとデザインプロダクトの会社を経営しています。
2004年プライドパレードinトロント 撮影者:鈴木実歩
結局、「こうあるべき!」「これが常識!」という狭い考えを握りしめて固執し続けると、これからどんどん時代に取り残された化石みたいになっちゃうと思うんです。だって、どんどん世界は自由になっていっていて、それぞれの持つ個性が輝きを放っていると思うから。
多様性を受け入れられるようになるには、まず多様性を知ることから。
自分の常識、日本の常識だと思い込んでいることが、実際常識ですらないことに簡単に気づくのにも旅って最強なんですよね。だから私は昔から海外に出るのが好きなんだなあって改めて思いました。
自分の体験を自分だけで終わらせずに、こういう情報発信を通して、誰かに何かひとつでも知ってもらえたり、気づくきっかけにしてもらえたら嬉しいから、やっぱりアドタビは気合いいれて頑張ろうと思います!
最後に、初めてのVlogアップします。見ていただけると嬉しいです^^
Vlog以外の動画もアップしていますので、YouTubeのチャンネル登録もどうぞよろしくお願いします。
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今回は、台湾の流行発信地「信義エリア」と「同性婚合法化」にゆれる台湾が思い出させてくれた「私の旅の原点」をレポートしました。
次回は、台湾2日目「まるでその国で暮らしているかのような」過ごし方をレポートします。お楽しみに。
